信頼されるエンジニアになりたいなら失敗からどう回復するかも大切

ミスは珍しくない

仕事でミスをするのは珍しいことではありませんが、きちんと対応しないと相手を怒らせてしまうことがあります。そのため、エンジニアにとってきちんと謝罪できるかどうかもとても重要です。ただし、表面的な謝罪だけでは怒りの火に油を注ぐことになるだけです。問題を解決するためにも誠意のある姿勢を見せなければなりません。きちんとした謝罪の仕方を身につけましょう。

最初に頭を下げる

どんな場面でもまずは頭を下げて「大変申し訳ございませんでした」ということが大切です。最初に頭を下げたことで相手の気分が穏やかになるため、最善の策を話し合いやすくなります。ただし、「事情により○○ができなくなりました。大変申し訳ございません」と伝えると、人によってはいいわけと受け取られる可能性があるので注意してください。ビジネスシーンでは最初に「大変申し訳ございません」「私の不注意でご迷惑をおかけして申し訳ございません」と伝えるのが適切です。

謝罪は直接顔を合わせて

仕事上のミスは相手に直接謝るようにしてください。顔を合わせることで誠意や謝罪の気持ちが伝わりやすくなります。ただし、相手のスケジュールによっては、直接会って謝罪することが難しい場合もあります。直接会って謝罪することが難しい場合は、電話で謝罪した後に再度メールで謝罪するようにしましょう。その際に気をつけたいのが言葉の選び方です。電話やメールでは表情が見えないので選び方を間違えるとさらに不快感を与えたり、誤解を招いたりする可能性があります。

自分の責任を言及する

自分ではなく部下の失敗で取引先に謝らなければならないこともあるでしょう。その際、「私どもの不手際で」と、自分に責任がないかのように伝えるのは逆効果です。謝罪の際は他人を引き合いに出さず、自分の責任にのみ言及するようにしてください。

解決策を同時に提示する

「大変申し訳ございませんでした」と謝罪するだけでは不十分です。すぐに解決策も提示しましょう。例えば企画書の提出を忘れていたとします。誠意を持って謝罪した上で「企画書は○日までに提出します。また、再発防止に向けて◇◇します」と具体的な計画も添えると良いでしょう。自分のミスを認めた上で、今後どうするのかも伝えるようにしてください。

すぐに行動する

ミスを発見したらすぐに報告しましょう。時間が経つほど状況は悪化します。その際、具体的に何が問題で、現時点で何がわかっているのか、問題の解決策も一緒に説明しましょう。